東北地方の中心に位置する宮城県は、東は太平洋、西は奥羽山脈に接し、自然豊かで暮らしやすい、魅力たっぷりの県です。県庁所在地の仙台市をはじめ、三陸の海の幸に恵まれた東部の石巻市、温泉番付で「東の横綱」にもなった鳴子温泉を抱える県北の大崎市、仙台国際空港を有する県南の名取市、2016年に県内14番目の市として新たなスタートを切った富谷市など、個性豊かな35の市町村で構成されています。
海・山・肥沃な大地に恵まれた宮城県は、まさに食材の宝庫!全国的にも有名な牛タンやずんだ餅、笹かまは、県内外の人に愛される人気のお土産になっています。また、「ササニシキ」や「ひとめぼれ」発祥の米どころとしても知られ、仙台ゆかりの伊達政宗公の名前にちなんだ新ブランド米「だて正夢(まさゆめ)」も誕生し、注目を集めています。さらに、世界有数の漁場があることもポイント。
マグロやカツオ、カジキマグロなども獲れるほか、牡蠣やホヤの養殖も盛んです。生産から加工・流通・消費に至るまで、食に関するさまざまな事業場があります。東北経済の拠点である仙台市には、ベンチャー企業から老舗企業まで地元企業はもちろん、大手企業や国の出先機関なども集中しています。およそ3000件が軒を連ねる国分町や、百貨店・大型ショッピングモール・アーケード街なども活況です。
仙台市は東北有数の学術・教育・研究拠点にもなっています。県内産業に目を向けると、近年、仙台市近郊には、国内最大手の製造工場などが相次いで進出してきています。東日本大震災からの復興へひた向きな努力を続ける石巻市や気仙沼市などの東部・沿岸エリアは、水産加工業や復興の担い手として建設業が多くなっています。また、県南、県北では製造業や運送業の事業場も多いです。
スポーツでは、野球・サッカー・バスケットボールなどプロスポーツ団体の本拠地にもなっています。観光は、日本三景の松島(松島町)やお釜(蔵王町)、秋保温泉(仙台市)など名所が多くあり、国内外から多くの観光客が訪れます。
このように、宮城県には、バラエティーに富んだ業種があります。
2020年5月に日本医師会より公表された産業医活動における実態調査分析の結果によると、宮城県の日医産業医有効人数は1,300名となっています。 有効人数の男女比は、男性1,049名で全体の80.7%。女性251名で全体の19.3%です。
また、実際に産業医として活動しているかどうかの回答については、活動中との回答が630名で全体の48.5%となりました。 宮城県では、従業員数50名以上の事業所数が2,889社となっていますので、産業医1名あたりが担当する事業場数割合は4.6社/人となります。
宮城県の産業医の状況について全国の他都道府県と比較すると、産業医の稼働率は全国34位、産業医1名あたりの担当事業場の割合は全国で23番目に高いという結果となっています。
宮城県の産業医を年代別で見てみると、20代の産業医は0名、30代の産業医は0名、40代の産業医は64名、50代の産業医は159名、60代の産業医は202名、70代の産業医は155名、80代の産業医は46名、90代以上の産業医は4名です。
宮城県では60代の産業医が最も多く活動している状況です。
当社が仙台市内に2拠点を構える宮城県では、産業医サポートにおいても仙台市を中心に現在約25名の産業医のご登録をいただいております。産業医ご紹介範囲としては宮城県内全域で対応させていただいており、県南エリアや県北エリアから近隣の岩手県や山形県内の事業場にかけても宮城県内の登録産業医にご対応をいただいているケースもございます。また宮城県では、国土交通省に弊社産業医サポートサービスをご利用いただいていた状況もあり、民間事業者から行政機関まで幅広く産業医ご紹介を行わさせていただいているエリアとなります。宮城県内では30代から60代の幅広い年齢層の産業医の先生方が活躍中で、仙台市内に多いオフィスワークの事業所をはじめ、産業医に自家用車を利用いただいて郊外の運送業の車両基地や製造業の工場などへご訪問いただいている状況もございます。また宮城県出身の産業医も多くご登録をいただいており、東日本大震災の影響を大きく受けた沿岸部の企業の健康管理に携わりたいと、地元の復興・発展に産業医として関わりたいという意向をお持ちの先生にも活躍いただいています。
宮城県内の事業者様から産業医サポートへのご相談をいただく内容として、次のような問い合わせが多くなっています。
【ご参考】県内ご契約企業様インタビュー
「産業医の印象が「面倒くさい存在」から「大変頼りになる存在」に変わった」/メルコジャパン株式会社様
宮城県内の事業者様に加え、県内の産業医からも良く聞くお話が、宮城県内の仙台市以外での産業医不足の状況です。宮城県に限らず他県においても都市部以外では医師不足の状況が生じている状況は少なくありませんが、宮城県においてはその傾向が顕著なように感じています。当社でも登録医の多くは仙台市内在住となっておりますが、産業医の仕事がしたいとご登録いただいている先生方となるため、フットワークよく県内の各エリアを対応いただけている状況がございます。これまでも地元エリアで数年間、産業医を対応してくださる医師が見つからず諦めてしまっていた事業者様に、ご依頼から1か月以内に産業医紹介を行わさせていただいた事例もございました。昨今、産業医の未選任をはじめ、事業者の労働安全衛生法違反や安全配慮義務違反の状況が生じる経営リスクは重大さを増すばかりの状況があります。法令遵守の体制の構築を諦める前に、是非当社へご相談いただければ幸いです。
人事の取組として、今最も注目を集めているともいえる健康経営の推進について、健康管理の専門家である産業医からの協力を事業場ご担当者様から求められるケースが増加しています。特に宮城県は全国展開をされている事業者様の営業所が配置されていることも多いエリアとなるため、本社からの健康管理体制構築の指示を県内の事業場にて実践していく必要が生じることも多くなっています。取組の中で産業医に求める業務の質や量に変化が生じ、産業医交代を依頼いただくケースも発生しています。具体的には、健康診断結果への事後フォローやメンタルヘルス対策について積極的に取り組んでくださる産業医の確保をご要望頂く事例などが生じています。また、健康経営を推進する事業者様においては産業保健師などの専門スタッフを社内配置し、健康経営の推進に取組まれる企業様もございますが、専門職の採用までは手が回らない状況の中で取組を進めていらっしゃる状況の事業者様も多くございます。そのような場合、複数の事業場での産業医対応が統一できないことで全社の取組の足並みが揃わず、健康経営推進の取組がスムーズに進まない状況が生じてしまうことがあります。各産業医との契約がバラバラの状況では難しい産業医の管理や事業者方針の産業医への周知について、弊社サービスをご利用いただくことで事業場担当者の窓口を一本化したスリムな体制の構築からサポートさせていただく事例も増加しています。
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