【愛知県】産業医選任事情｜愛知県の産業医選任は求人ジャーナルにお任せください- 求人ジャーナル産業医サポート

―― 地域の特長

愛知県は中部地方(東海地方)の県の一つです。日本のほぼ中央に位置し、南は太平洋に面し、西は三重県、北は岐阜県、東北は長野県、東は静岡県に面しています。

戦国時代に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑を始め多くの武将を輩出したことで有名で、歴史の上で大きな影響を及ぼした地域となります。県内最大の都市である名古屋市は、日本三大都市圏の一つである中京圏の文化・経済の中心都市として成長を続けています。名古屋駅から新幹線で東京まで1時間半、大阪まで50分と国内の大都市とアクセスが良好。さらに、名古屋市中心部から電車で40分ほどの距離に「セントレア」の愛称で知られる中部国際空港があり、日本各地と世界をつなぐハブ空港の役割を担っています。

農業においては、農業産出額は全国で上位。キャベツ、ふき、イチジクなどの農作物や菊、バラなどの花木の生産が盛んです。畜産ではウズラ、水産物ではあさりなどの甲殻類やうなぎの養殖でも知られています。近年では、きしめん、味噌煮込みうどん、あんかけスパゲッティ、台湾ラーメン、手羽先唐揚げなどの「名古屋めし」と呼ばれるＢ級グルメがブームになり、飲み物にトーストやゆで卵が付いてくる喫茶店のモーニングサービスが話題になっています。

自動車産業のメッカとも言われている愛知県は、製造品出荷額が1977年以降連続全国首位を占め、陶磁器や繊維などの軽工業も盛んで重・軽工業ともに発展している工業県です。県内には世界的に有名な企業が数多くあり、製造業が多い地域です。近年、名古屋駅を始めとした名古屋中心部では、再開発の動きが加速しており、多くの大型ビル施設が相次いで開業しました。また、家族で楽しめるテーマパークのオープンも記憶に新しいです。
2027年のリニア中央新幹線開業に向けて、より賑わいをみせることになるでしょう。

―― 愛知県の産業医数と事業場数

2020年5月に日本医師会より公表された産業医活動における実態調査分析の結果によると、愛知県の日医産業医有効人数は3,923名となっています。有効人数の男女比は、男性3,103名で全体の79.1％。女性820名で全体の20.9％です。
また、実際に産業医として活動しているかどうかの回答については、活動中との回答が1,803名で全体の46％となりました。愛知県では、従業員数50名以上の事業所数が10,631社となっていますので、産業医1名あたりが担当する事業場数割合は5.9社/人となります。

愛知県の産業医の状況について全国の他都道府県と比較すると、産業医の稼働率は全国38位、産業医1名あたりの担当事業場の割合は全国で6番目に高いという結果となっています。
愛知県の産業医を年代別で見てみると、20代の産業医は0名、30代の産業医は9名、40代の産業医は243名、50代の産業医は684名、60代の産業医は480名、70代の産業医は279名、80代の産業医は99名、90代以上の産業医は9名です。
愛知県では50代の産業医が最も多く活動している状況です。

―― 産業医サポート愛知県での対応状況

産業医サポートでは愛知県内で現在約80名の産業医の先生にご登録をいただいております。愛知県での登録産業医の特徴としては、30代・40代の先生方が中心の年齢層となっている点、また全体の約半数が女性の産業医、同じく全体の約半数が精神科医の産業医の登録となっている点があげられます。名古屋市を中心に多くの事業場を抱える愛知県では、産業医の活動先となる現場も多い状況があり、産業医経験が豊富な先生も多数登録いただいている状況がございます。製造業や運輸業から、人材派遣業や情報通信業などの幅広い業種で経験を積まれた先生方にご登録をいただいているエリアとなっています。

愛知県ではサービスをご利用いただいている事業者様も多様な業種の状況となっています。オフィスワーク系の事業場からのメンタルヘルス対策に特化した産業医のご紹介要望や、ホテルでの外国人従業員の方の健康管理を配慮し英語対応が可能な産業医のご紹介要望、石油コンビナートエリアの事業場からの職場の安全管理・危険物取扱についてアドバイスが可能な先生のご紹介などのご要望にお応えして参りました。また愛知県内では、従業員数50名未満でも産業医選任を希望いただく事業者様もあり、法令義務が無い中での産業医の活用についてサポートさせていただく事例なども発生しております。

愛知県内の事業者様から産業医サポートへのご相談をいただく内容として、次のような問い合わせが多くなっています。

■産業医の名義貸し状態を解消したい！実質はじめての産業医運用体制をサポート

上記の通り事業場数も多い愛知県では事業者間の情報交換もあってか、従業員数50名以上の事業場での産業医選任義務についてもしっかり把握されている事業者様が多く、対応が必要な事業場では労働基準監督署への産業医選任報告を済ませていらっしゃるケースがほとんどです。ただ中には、労働基準監督署への産業医選任報告を行っているだけで産業医業務の実態の無い、いわゆる産業医の名義貸し状態の事業場も存在する状況があります。産業医の名義貸し状態の事業者様から弊社サービスへのお問い合わせをいただいたケースでは、メンタルヘルス不調者の対応で専門家からのアドバイスを受けられる体制を作りたいといったご要望や、健康経営の認定を受けるために体制の改善をすすめたいといったご要望から、産業医契約見直しの検討をすすめていらっしゃるご状況がございました。また、これまで産業医が名義貸し状態であったことから、衛生委員会の運営方法や産業医の活用方法についてのご不明点やご不安をお持ちの状況も多く、産業医導入後も当社サービスの無償サポートにて、衛生管理体制の構築をお手伝いさせていただく事例も多くなっています。

愛知県では多くの産業医の先生方にご登録いただいている状況もあり、事業者様からのご要望に沿って、産業医による衛生委員会での講話対応や、健康診断結果のフォロー強化、メンタルヘルス対策などのリクエストにお応えする産業医のご紹介と運用構築をサポートさせていただいています。

■名古屋市から離れたエリアで、産業医確保にお困りになるケースも

愛知県内でも名古屋市の中心地から離れた海岸エリアや、岐阜県よりの北部エリア、静岡県よりの西部エリアなどでは、事業者様より産業医対応をしてくれる先生が見つからないとのご相談をいただくケースも少なくありません。当社でもやはり登録医は名古屋市内に多い傾向がありますが、名古屋市内からお車移動で対応くださる先生や、愛知県に隣接する三重県・岐阜県・静岡県西部にも登録医を確保している状況から、上記の産業医がみつからないとご相談の多いエリアでも産業医紹介を行わさせていただいてる実績がございます。当社登録医の特徴として「産業医の仕事を増やしたい」「産業医としてのキャリアを構築したい」とお考えをお持ちの先生のご登録が多いことも、広範囲での産業医対応を確保させていただいてる要因のひとつとなっています。上記の産業医がみつからないとご相談の多いエリアにおいても、事業者様からの「メンタルヘルス対策に強みを持つ産業医を選任したい」といったリクエストをいただき、ご納得いただける先生をご紹介の上ご成約いただいた事例もございます。