東京都は日本の首都であり、東京23区・多摩地区・島嶼部から成り立っています。東京都は日本の自治体の中で最も人口が多く、世界でも有数の大都市圏を形成しています。その中でも東京23区外の多摩地区は東京都の人口の三分の一を占めています。多摩地区は東京都の西部に位置し、古くは三多摩と呼ばれていました。この多摩地区は青梅市や日の出町などを含む西多摩郡、八王子市や町田市などを含む南多摩郡、立川市や昭島市、国分寺市、調布市、府中市などを含む北多摩郡の三つの多摩郡からなっています。
都心から西に向けて長野県までJR中央線が貫き、奥多摩方面へ向けてはJR青梅線、埼玉方面へ向けてJR武蔵野線や西武新宿線、神奈川方面へは川崎までJR南武線、そして横浜まではJR横浜線が通り、鉄道で隣接する各県や都心への移動が容易となっています。また、バスは東京都交通局の都営バスをはじめ、多種多様なバス路線が運行されています。この鉄道路線とバス路線のうち、特にJR線沿いを中心に量販店やアパレルなどファッション関係のサービス業を中心とした事業所が多くなっています。
多摩地区の産業構造はこうしたサービス業関連の第三次産業が突出しています。また、同時に製造業を中心とした第二次産業も盛んです。青梅市や武蔵村山市、日野市、府中市、八王子市方面に大規模工場も多くなっています。近年ではJR中央線沿いを中心にショッピングモールなどの商業施設がオープンしており、特に立川市を中心に都市の再開発が進められています。その一方で多摩地区では緑地保全も推進されており、御岳山や多摩川のほか、高尾山や秋川渓谷などの観光地・景勝地も数多く存在しています。都心から車で1時間程の距離ということもあり、休日には多くの観光客で賑わっています。このように多摩地区は再開発が進みつつも都市と自然が共存する地域になっています。
2020年5月に日本医師会より公表された産業医活動における実態調査分析の結果によると、東京都の日医産業医有効人数は11,065名となっています。 有効人数の男女比は、男性8,551名で全体の77.3%。女性2,514名で全体の22.7%です。
また、実際に産業医として活動しているかどうかの回答については、活動中との回答が4,433名で全体の40.1%となりました。 東京都では、従業員数50名以上の事業所数が25,813社となっていますので、産業医1名あたりが担当する事業場数割合は5.8社/人となります。
東京都の産業医の状況について全国の他都道府県と比較すると、産業医の稼働率は全国47位、産業医1名あたりの担当事業場の割合は全国で7番目に高いという結果となっています。
東京都の産業医を年代別で見てみると、20代の産業医は1名、30代の産業医は29名、40代の産業医は767名、50代の産業医は1,588名、60代の産業医は1,380名、70代の産業医は493名、80代の産業医は165名、90代以上の産業医は10名です。
東京都では50代の産業医が最も多く活動している状況です。
上記医師会の調査では東京都は産業医の稼働率が47都道府県の中でワーストワンとなっていますが、当社登録医の状況としては他県を大きく引き離し、東京都内で約580名の大変多くの産業医の先生方にご登録を頂けている状況がございます。もちろん全員が産業医の仕事を希望して登録いただいている先生方になります。年齢層も幅広く、20代から50代の産業医が中心に活躍をいただいております。産業医の仕事への意欲が高いことに加え、先生方の立場から見ると東京都内では数多くの産業医の中から事業者様の産業医選任を勝ち取らなくてはならない状況となっているため、自らスキルアップに努める産業医登録者も多くなっているのが東京都の特徴となります。またメンタルヘルスに関わるご相談が多いのも東京都の特徴のひとつとなっており、精神科・心療内科をご専門科目とする産業医も多くご登録がございます。さらに最近の傾向として20代~30代で専属産業医としての勤務を希望される医師の登録も増加している状況があります。若くして医師のキャリアを産業医中心に考えられる先生が多い状況は、多くの事業者と情報が集まる首都東京ならではの状況と感じています。東京都内では経験豊富な産業医のご紹介から、未経験だがこれからキャリアを広げたいと意欲的に柔軟なご対応をいただける産業医まで多様な候補のご提案が可能な状況があります。事業者様のご要望に沿ってのご紹介をコーディネートさせていただくエリアとなっています。
東京都内の事業者様から産業医サポートへのご相談をいただく内容として、次のような問い合わせが多くなっています。
【ご参考】都内ご契約企業様インタビュー
「会社にマッチした産業医はハイボール好きの先生!?」/株式会社純光社様
「産業医と衛生管理者の一括紹介を求人ジャーナルがフルサポート」/株式会社技術ソフト
上記の通り、産業医が豊富な東京都では産業医探しに苦労をすることが少ないエリアとなっています。その中で当社サービスをご利用いただく事業者様におかれましては、当社からの付帯サポートサービスに期待をかけていただいている状況がございます。従業員数50名を超えて初めての産業医選任となる事業者様では、産業医の探し方に加え産業医選任後の衛生委員会の運用方法などについてもイメージが持てていない等のご相談をいただくケースが多くなっています。当社ではそういった不安を解消するため、ご紹介時に事業者様に納得いただくまで産業医候補の選考を実施させていただくことをはじめ、ご紹介後は産業医業務関連の必要書式の提供、産業医の初回訪問に同行しての運用サポートも実施しています。また、50人規模の事業者様では衛生管理者資格の保有者がまだいらっしゃらない状況も少なくなく、その際は衛生管理者試験の対策を含めた情報の提供や、衛生管理者資格の保有者を採用したいというご依頼に対応した事例もございます。産業医サービスに加え、従業員採用等の人事部門の課題にワンストップでトータル対応できることも弊社の強みとなっています。契約開始後も必要な法令業務、さらには産業医を活用する方法について営業担当からの定期的なフォローを実施させていただいております。
都内の産業医探索で苦労をされるケースとしては、東京23区外のエリアでの発生が想定されます。当社では多摩地区は勿論、奥多摩エリアでも活躍されている産業医の登録もいただいております。都内全域を対象に事業を展開してきた基盤を活かして、産業医紹介のネットワークを拡大しております。
本社機能を東京都内にもつ事業者様が多いことから、産業医契約の一元管理についての問い合わせを多くいただくのが東京都の特徴のひとつです。人事の取組として、今最も注目を集めているともいえる健康経営の推進について、健康管理の専門家である産業医からの協力を事業場ご担当者様から求められるケースが増加しています。全社での取組を進めるに際し、産業医の管理を一元管理することで取組をスムーズに進めたいというご要望も増加しており、当社で産業医窓口の一本化を対応させていただいております。各産業医と個別契約している場合に発生しやすい業務内容のバラツキという問題について、弊社契約で一括管理させて頂くことで、本社意向の産業医への周知、産業医対応内容の統一を弊社からサポートさせていただいております。産業医の管理という専門分野を弊社にお任せいただくことで、事業場ご担当者様のご負担軽減は勿論、タイムロスなく健康経営の推進を進めるお手伝いをご提案しております。本社へのフォローだけでなく、各事業場の現地ご担当者へのフォローも弊社より行わさせていただきます。全国に30拠点以上の営業所を展開する機動力を活かしたサポートを行わさせていただきます。
当社では全国47都道府県で産業医登録者を確保させていただいております。勿論、個別の事業場について産業医が見つからない等の依頼にも対応いたします。
産業医についての、「わからない」「みつからない」といったお悩みをお聞かせください。
法令遵守に必要な体制づくりのご案内、効果的な取組みのご提案など、貴社の状況に沿って丁寧に対応させていただきます。
ご契約締結までは、一切ご料金はかかりません。
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